散髪

行きつけの床屋へ髪を切りにいく。
女なのに床屋かよ、とも思うが、非常に気に入っている。
今は家族全員が原則的にその床屋で髪を切っている(休業の時とか別のところへいくときもあるけど)。
その床屋さんはおじさんとおばさん2人でやっていて、仕事が丁寧だし、店内もいつも清潔。(「清潔なのは当たりまえ」と思う人もいるかもしれないが、これまで行った小さな美容院では、前の人の切った髪の毛をそのままにして次の人の髪を切るようなおばちゃんもいた。) しかも、安い。
おじさんとおばさん2人とも耳が不自由で、最初の時は希望を紙に書いてくれと言われた。そのときはちょっとめんどくさかったけど、その後は「前と同じ感じで」というのを伝えるだけ。いつもと変わったことがしたいときだけ、紙に書く。2人とも込み入った話でなければ、口元を見てだいたいわかるみたい。
自分がこの床屋を気に入っているのは、上記の理由の他に、むやみに話しかけられなくてすむ、というのも大きい。もともと美容院で美容師さんといろいろ話すのが、うっとうしかったので、髪を切られている間中、黙っていてよいというのはかなり嬉しい。
少し寂しいのは床屋さんでは切られている最中は、雑誌を読んだりできないってことくらいか。