ラジオ体操

子供につき合ってラジオ体操に行っている。
この地区はわりと子供が多く,親も(知らないおじちゃんやおばあちゃんも)何人か来ていて結構盛況である。朝ごはんの用意の都合上,5時半に起きることになるため,最初は憂鬱だったが,いざ行ってみると,朝の空気が心地よい。昔とった杵柄で子供のお手本となるべく,上体そらしにも力が入るのであった。
子供はラジオ体操をするのは初めてなので,笑えるほど「へなちょこ体操」だが,本人は一生懸命みんなのまねをしているらしい。最初は「行きたくない(朝早いので)」とごねていたが,通いだすと「ラジオ体操って楽しいね」とお気に入りだ。朝から労せずして友達と会えるのもご満悦のようだ。
と,せっかく楽しみ?にしているラジオ体操であるが,今の子供会では夏休み導入の1週間と,夏休み最後の1週間だけしかやらないらしい。なんで? 超楽じゃん? やっぱり世話役の皆さんが大変だから? ちなみに学校のプールも夏休み中には10日ほどしか開放されない。これも管理が大変だからかしら?
自分が小学生の頃は,ラジオ体操は8月のお盆の時期以外は毎日通っていたように思う。律儀な性格の私はだいたい皆勤賞だった。プールも同様だ。振り返ってみると,小学生・中学生時代には学校やら行事やら部活やらを「用事もないのに,病気でもないのに行かない=さぼる」なんて選択肢があるなんて,知らなかったとさえ思う。笑ってしまうくらい真面目だった。
学校や行事・部活から学ぶことも多いので,むやみにさぼったり,最初からまったく参加しないというのはもったいないと思うが,つらいことがあっても当たり前のように我慢して参加していた当時の自分には「そういうときは「辞める」とか「行かない」っていう選択肢もあるんだよ」って教えてあげたい気もする。