四国上陸

生まれて初めて四国へ行ってきた。岡山から瀬戸大橋を渡ったところまではよかった。海の上を走る電車に子供と大興奮だ。が、その先が長かった。高知までの特急南風は、「本当にこれって特急?」というくらい停車駅が多い。しかも揺れる。山間部を走るのだから当然なのだが、普段めったに電車に乗らない(乗っても比較的平坦な線ばかりの)人間にはこたえた。もとも自分は乗り物に弱い体質なので、高知までの道のりがものすごーーーく長く、つらく感じた。高知に着いてからも、交通の便は悪く、移動にいちいち時間を要した。その度に気持ち悪くなりがちで、つらかった。
瀬戸内海周辺から思っていたのだが、高知は日差しの強いところだった。気のせいか周りの色の発色が違う。暑いだろうと想像していたので、その点は思ったほどでもなかった(というか、自分が住んでいるところと暑さ自体はあまり変わらない感じ。ただ、光が強いだけ)。あと、人口密度が低く、緑が多くて開けたところにも行ったので、そういうところでは木陰にさえ入れば、わりと涼しく感じた。桂浜は暑くて死ぬかと思ったけど。
高知市内はもちろん、それなりの都会なのだが、つぶれたホテルや店舗がずっと空きビルのままだったりしているようで、「県庁所在地の中心部でそれはまずかろう。大丈夫か、高知」と思った。なぜかやけに巨大な「ルイヴィトン」の店舗(ビル)があって、妙におしゃれで浮いていた。ヴィトンの日本法人の社長は高知出身らしいから、地元でつい力が入ったのだろうか。
高知ではいい人にしか会わなかった。親戚はもちろんだが、観光地の店も比較的商売っけがない感じ。土佐闘犬センターのおじさんはかなりやくざっぽかったけど。
高知龍馬空港で呼び出しをくらうというおまけもついて、高知旅行はとってもおもしろく、楽しかった。すごい疲れたけどね。