寒くなってきた

前回の「涼しい」から,季節は一気に「寒い」へ.いろいろあって日記が全然書けなかった.気分も低調,体調も低調の日々が続く.
今年もしっかりのどが痛くなる風邪を引く.風邪を引きやすかった子供がまだ引いていないところを見ると,プール通いは本当に「風邪を引きにくくなる」のか.自分の風邪はたいていのどの調子が悪くなるところから始まる.で,薬を飲んだり,用心してみても時すでに遅く,必ず痛みが増してくる(で,あまり熱は出ない).熱でもあれば,寝ていることになるのだろうが,なまじ熱がないだけに普通に仕事をしたりするはめになる.で,こじらせる.今回もまったく同じパターン.単にのどが痛いだけで,いきなり医者に行って薬をもらえば,早く治るのだろうか?
先日の祝日も風邪で楽しくなかった.子供は「働いている人に感謝する日」とどこかで聞いてきたらしく,殊勝にも「お父さん,ありがとう」「お母さんもね」とかのたまっていた.
以下,そのときの会話.
子「きんろうかんしゃのパーティーをやろう」
母「お母さんは風邪だから何にもできないよ」
子「じゃあ,おれたちでやろう」
父「おれたちってだれだよ」
子「おれとお父さん」
父「お前は何ができるんだ?」
子「レンジでチン! あと,おはしならべる」
父「……」
結局,パーティーは開かれなかった.

すずしい

ずいぶん涼しくなってきた。でも店の冷房はまだまだ強い。例年真夏よりも9月の方が店の冷房でやられやすいように思う。確か、去年9月に行った映画館であまりの寒さに風邪を悪化させたし、今日行った回転ずしもすごく寒かった。回転ずし屋ではみんなに汁物を頼んでほしくて冷房を強めているのかしら? メンバーみんな、かに汁を頼んでご満悦。
回転ずしというのは自分が発案したのだが(あくまで、今日の気分は江戸前ずしではく、「回転ずし」だった。すしが回ってないとだめ! という感じ。どんな感じだ)、一番の痛恨事は焦って(なぜ焦る? 自問)まちがったすし(しかも嫌いなやつ)を取ってしまったこと。しかも、その皿が570円もしたこと。最近は金銭感覚が異常なまでに庶民モードになっているので、500円とか1000円損すると、ものすごく悔しい。
先日も1000円出して止まってしまった時計の電池を交換したのに、家に戻ってよくよく見ると時計自体が故障していた(電池交換したばっかりなのに、やけに遅れる)。「あの金で何が買えた!」ととりあえず叫んだ。村上龍とはずいぶんスケールが違うけど。

たてまえ

近所で建築中の家で「たてまえ」。
最近はとんとお目にかからなくなっているので、ほんとうに久しぶりのたてまえだ。自分が子供の頃は、わりとよい家(大きい、立派な)を建てている時は毎日のように大工さんの進行状況をチェックしながら、「いつたてまえするかなあ」と予想に予想を重ねていた。そしていざたてまえとなると、必死におもちや五円玉を拾ったものだった。パイナップルを取った大人がやけにうらやましかったっけ。
でも、さっきも書いたように最近はこの地域でもやる人が非常に少なくなってきた。もうちょっと田舎の方の旧家とかだとやってるらしいんだけど。
今日たてまえをやっていた家は、家族に職人さんがいるらしいので、伝統を重んじたのかもしれない。
「今日は棟上げで、おもちなどをまきます」
と建設会社の人がいってまわったこともあり、かなりの人数が家を取り巻き、いまかいまかと待っていた。とくに子供たちは嬉しそう。建設会社の人は「多めにまくものは用意したつもりでしたが、これって足りるでしょうか?」とやや不安げ。自分は、夫と子供を送り出したので自分まで行かなくてもいいか、と冷静さを装っていたのだが、屋根に竹で作った弓が立ったのを目にしてしまい、つい、ふらふらと外へ。「昔はあの弓矢に心を踊らせたっけ」と思い出に呼ばれたようだ。それでもなお、少し離れて傍観していようと思っていたのだが、大工さんが投げる気配を見せたとたん、お隣のおばさんが「ほら、行くわよ」と誘ってくれたので、さらにふらふらと家の側へ。結局、たてまえの魔力には逆らえず。
で、3人合わせると結構たくさんのおもちをもらって帰ってきたので、当然今日の夕ご飯は「もち」。でもまだまだたくさん余っている。まだ暑いのに明日は雑煮? 力うどん?

運動会

昨日は子供の運動会。この地区の小学校は昨日運動会のところが多かったようだ。2学期制だから、9月半ばのタイミングで運動会をやるのが便利?らしい。まだまだ暑くてみんなばててしまうかと思ったけど、ぎりぎりここ数日秋らしい風が増えてきて、大きな事故もなく無事終わったみたい。よかった。よかった。
子供は運動があまり得意ではないので、運動会が好きではないらしい。懸案の個人競争はびりだったのは当然というか、予想通りだったが、その走りぶりは謎だった。普段、公園などで走っているときと全然違う、「舞い」のようなへなへな走り。もちろん普段よりもさらに遅い。ダントツのびりだ。あとで、その走りのわけを聞いてみて、びっくり。
「走りたいときじゃなくて、運動会のかけっこみたいに走りたくないときに走るのはイヤだから、本気が出ない」んだって。「本気で走ってるけど、速くない」というのはありがちだけど、そもそも本気で走ってないっていうのは初めて聞いたよ。自分も小学校時代は学年で最も足が遅い人だったから、君の運動オンチぶりには責任を感じているんだけどね。

ヒビキと選挙

昨日は総選挙に投票してから仮面ライダー響鬼の映画を見に行った。
ヒビキはマジレンジャーとの併映。どうでもいいけど,去年のブレード・デカレンジャーの方が断然面白かった。ブレードはテレビ版はあんまり面白くなかったけど,映画はよくまとまってたし。デカレンジャーはドゥギーが出てたし。ヒビキ(テレビ版)は前半まではそれなりに面白かったのだが,ここに来てわけのわからない展開に,ファン(マニア?)も動揺しているらしい。今年の仮面ライダーはここ数年の傾向とは変え,そこがそれなりの支持を得ていたと思うのだが,突如前の雰囲気に戻ってしまった。無念。
選挙はねえええ。これも無念。というか,これほどの圧勝はまずくないか? 現政権のやってきたこと,やっていくこと全体を評価しなければならないのに,〒のみで判断してしまうのはまずくないのか? 民営化に賛成の人が多いっていうのは理解できるんだけどね。

運動会

今日は子供がかつて通っていた保育園の運動会。ええ? もう運動会ですか? という感じだが、たぶん保育園に子供を通わせている父母は小学生と兄弟がかぶっている場合が多いから、小学校が運動会をやる頃とあたらないようにという配慮なんだろう(たぶん)。
ひょんなことから見に行くことになり、初めて来賓席から運動会を見る栄誉に恵まれる。日陰のテントの中にずっといたけど、終わったらひたすら疲れた。家に帰って、お昼のあと爆睡。どうも最近日光に長く当たるとすごく疲れる。年かしら?
運動会はかつてと同じようにやたら盛りだくさん。開催する先生達には頭が下がるが、正直言うともう少しシンプルで拘束時間が短い方が幸せですーー。と、在園時に思っていたことを思い出した。

珍しいお客

昨日のことだが、子供の保育園時代の友達が、突然ひとりで訪ねてきた。
お母さんに頼まれて、連絡物を持ってきてくれたのだ。えらいなあ。
彼は補助輪つきのチャリで長い坂道を下ってきたらしい。
「遊んでいくのかな?」と思ったが、すぐ帰れと言われているのか、うちに渡すものを渡すとわりとすぐ帰ってしまった。子供は急に現れた旧友にやや興奮気味。あわてて裸足で飛び出してきたので
「なんで裸足で出てくるの? 靴を履いて」と注意すると
「あああ、そうだ。 恥ずかしいいい」
などどよくわからないリアクション。ようやく靴を履いてきた子供と二人で帰っていく彼を見送ったが、
この坂を補助輪つきチャリで登るのか?→やっぱ無理ですぐチャリを押す→突然振り向いてこちらに一言
「もう補助輪とれた?」
私「まだだよおお。まだ補助輪つけてる。全然乗れないの」
「そう」
また前を向いてチャリを押す→ようやくまたがる→そこでまた突然振り向いて一言(すでにかなり離れてるけど)
「○○(うちの子供の名)! いつもお母さんのこと、ママって呼んでる?」(けっこう大声)
うちの子「ううん。 お母さんって呼んでるよ!」(こっちも大声)
「そう。それじゃあな」
謎の会話だ。おもしろかった。